温かき揚げ天蕎麦(460円)
今週の火曜日のこと、東京地裁の地下食堂で天蕎麦を堪能している最中、後ろの席にいるおじいさん達がさかんに政治や中国の脅威などについて話していました。
1人のおじいさんが「ユーチューブはデマが多いから。気を付けないと。」と言ったので、私のそばをすする手が止まりました。
振り向いて、「ですよねーー!わかりますぅ!」と、話しかけたい気持ちに駆られたけど、異常行動が過ぎるので、それはやめておきました。,
代わりに、そばを食べ終え、このブログを書き始めたところです。
ネットリテラシーをいつまでも持てない人たち
ネットに踊らされて不適切な行動をしちゃう人はネットに向いてないと思う。
いますぐ、スマホをキッズ携帯か、らくらくフォンに変えて、インターネットのケーブルを壁から引き抜いた方が良い。
誹謗中傷して開示請求されちゃうおバカさんもここに含まれる。
『候補者』のなりで現れるヤバい人たち
最近、「ネットで真実民」(ネットで真実に出会った民)が暴れまわっていることが目に余る。
「ネットで真実民」の特徴:自分は「左派と闘っている保守」を自称
また、そういう連中を扇動して【踏み台】にしていく連中が次から次へと「ところてん式」に出てくるんだな。これが。
そういう悪魔的な人は、SNS上に選挙の『候補者』という形で現れます。
突然、SNS上で噴きあがる、特定の『選挙候補者』への熱烈応援アカウントや動画の切り取りを見て、「すごい人が現れた」「自分の命を顧みずに戦っている」と思い込み、「ヒーロー」「ヒロイン」のごとく崇拝し、SNS上の「いいね」や「高評価」だけでは飽き足らず、選挙活動にもやたらと参加して「賑わい」をつくりだしてしまう人々。
ここ最近の選挙においてSNS内で繰り返し見られる現象です。
自称:「左派と闘っている保守」愛国者の皆さまは、中国や韓国を批判したり「日本を守る」という言葉に脊髄反射的に歓喜してむせび泣くのはやめた方が良いと思う。
あまりにも単純過ぎる。口だけなんかなんぼでも言える。
あなたの「ヒーロー」「ヒロイン」は本心は私利私欲のために生きている人じゃないんですか?
また、騙されるつもり?
2025年2月に執行された千代田区長選挙の結果には驚いた。

さとうさおり氏は、元N国(NHKから国民を守る党)の公認候補者でした。(今回は無所属)
同党に対して、東京地裁は「反社会的カルト集団」「サリンをまかないオウムみたいなもん」との投稿が「論評の域を逸脱していない」として、同党の訴えは退けられました。(現在、控訴中)
裁判所が同党を「反社会的カルト集団」「サリンをまかないオウムみたいなもん」であることを認めたようなものです。
これ、ほんとにすごい話です。私もネット記事を食い入るように読みました。
いや、ほんとにすごい。
だって、「反社会的カルト集団」「サリンをまかないオウムみたいなもん」ですよ(笑)
本人はN国の公認候補であり、N国を構成するメンバーであった事実を打ち消したいようですが、このデジタル社会においてそれは土台無理な話。その点は、さっさと諦めた方が良い。

それだけではない。本日、神戸地検と兵庫県警が合同で家宅捜索を行った斎藤元彦の兵庫県知事の出直し選挙の応援にも参加し、斎藤元彦氏を積極的に支援していました。
さとうさおり氏に群がっているファンの様子をみると、恐らく、千代田区外の人々と思われるので、「ネットで真実民」や収益狙いの配信者が作り出す「賑わい」に、かなり多くの住民が影響されてしまったとものと思われます。
こうなると、投票率が伸びなかったことが逆に救いでした。
候補者の来歴を調べて、冷静にジャッジした方が良い。
生誕地がN国ではお里が知れるというもの。
選挙は最大コスパの良い“自分広告”
選挙は街中に自分の顔写真を貼ることが出来て、顔と名前が掲載された選挙公報が該当の自治体の全世帯にくまなく配布され、国政選挙においてはNHKの「政見放送」を通じて、特段の制約なく、ありったけの自分の思いを話すことができます。日本国民であれば、学歴や年齢の上限制限などの制約もありません。
供託金さえ払えば、誰でも、“自分広告”できますよ。
「有名になりたい」「目立ちたい」「顔を売りたい」という人たちにとっては最大にコスパの良い“自分広告”が選挙
SNSや切り抜き動画部隊が選挙の「核」となる最近の勝ち筋パターン
芦屋市の高島市長以降、SNSや切り抜き動画部隊が「核」となって選挙で「祭り」を起こして勝ち抜ける、もしくは、良い勝負をするという選挙戦がパターン化しています。
高島芦屋市長選→石丸都知事選→高市総裁選→斎藤兵庫県知事選→千代田区長選
この香ばしさときたら。どうだろう。
さて、見方をぐるりと変えてみましょう。
今回の千代田区長選挙、得したのは誰か?
今回の選挙で得したのは樋口高顕氏であり、小池百合子氏です。
再選した千代田区長・樋口高顕氏は小池百合子氏の最側近であり、小池百合子氏の学歴詐称にも加担していると言われています。小池百合子氏の身内とも言える人物です。
だから、評判はすこぶる悪い。
日テレ跡地の再開発や外神田一丁目の超高層ビル建設計画と再開発計画が目白押し。
千代田区はまさに開発ラッシュ。
都心の貴重な緑をなぜ伐採するの。本当に、意味がわからない。

前回の都知事選で蓮舫氏は「明治神宮外苑の再開発」を選挙の争点としました。
千代田区長選挙では、はまもとかおり氏が外神田一丁地南部地区再開発や樋口区長下の官製談合を強く追及していました。
これは小池百合子氏や小池体制を望む人たちにとっては不都合だったはず。
自分たちの利権にジャブジャブと手を突っ込まれるようなもの。
金儲けがストップしたら、どうしてくれるのでしょう。
そこに殴り込みをかけたのが石丸伸二氏であり、さとうさおり氏だったのです。
両氏が現れたことで、争点が消えて、無事に開発が続行されることに相成ったのであります。
素晴らしい偶然ですね(棒読み)
少なくとも、小池百合子は高笑いがとまらなかったことでしょう。
見事な「論点そらし」
だいたい、考えてもらいたい。
さとうさおり氏のポスターには、「千代田区を減税特区に。」とあります。
「手取りを増やす。」とも。
これを読んだら、毎月、給与から天引きされる所得税や住民税を減税するという受け止めが通常だと思います。
しかし、これらの税法を千代田区単独でどのように改正するのでしょうか。
市町村民税や保険料率などは区長権限でどうにかなる余地があるかもしれませんが、いずれにしても、どのように総務省や財務省を動かすのでしょうか。
ましてや、所得税や住民税をなぜ区長がいじれるのでしょうか。
「特区」が認められれば、局地的に、所得税や住民税減税の運用ができるのでしょうか。
理解がまったく追い付きません。
例えばですが、既に、一定の議員を国会に送り込み、結党以来「消費税の廃止」を中心とした減税政策を掲げている「れいわ新選組」系の区長候補が言うのならば、まだ説得力があるというものです。
首長と国会議員が連携すれば、ウエーブを起こすことが出来るかもしれないから。
対して、所属の国会議員がいない新興政治団体が「減税特区」を区長選の公約として掲げること自体が馴染まないと私は思うのです。
実現可能性が乏しいことを言うのは施政者を志すものとして誠実ではないと私は思いますが…
ネットで真実に出会ったと思ったら、まずは落ち着きましょう。
じっくりと考えれば、自ずと「矛盾」が浮き上がり、「本性」が透けて見えるものです。
都心の大型再開発の裏の巨大利権と小池知事3選

(写真:日本経済新聞)
大手ディベロッパー、スーパーゼネコン、大手不動産会社、多くの人の懐に大金が転がり込む都心の大規模再開発。途方もない金が動くことは誰でも想像できます。
そこに絡む森喜朗はじめとする自民党政治家や東京都知事や区長…
政治家も相当な額のリベートを受け取るでしょう。
目が眩むほどの大規模の官製談合で、政官財の大物がこんがらがるほど絡み合っていて特捜も手の付けようがないでしょう。悪事も大規模だと却って見逃されてしまうものです。
「再開発されて何がダメなの??」「街が綺麗でおしゃれになるならいいじゃない」と言う人もいるかもしれませんが、大きな問題があります。再開発で出来たタワーマンションの部屋を買うのは誰かということです。
中国移民の加速
大手デべ(ディベロッパー)の顧客ターゲットを既に中国に振り向けられています。超富裕層が中国にはゴロゴロいます。国の規模が大きいですから。
ほぼ制限なく外国人が土地を売買できる国は、日本以外にほとんどありません。
大手デべが普通のサラリーマンに、都心の便利な好物件を手頃な価格で分譲するための再開発でしょうか。官民一体での再開発ですから、そのような大義があるのでしょうか。
世知辛い世の中です。そんなわけ、ありません。
大手デべにとって、数億から数十億を、タワマンの区分所有に払える人にしか興味はありません。
日本人の一部の超富裕層と、多くの外国人の超富裕層のみが彼らの大切なお客様です。
実際に、大手デべ、大手不動産会社は特に中国人相手に高級不動産を精力的に売っています。
これが現実です。


「でも、それってあくまでも投資目的でしょう?」と言われるかもしれません。
いえいえ、とんでもない。大半がレジデント目的。つまり、「移民」ですよ?
中国人によると、「日本は綺麗・親切・安い・安全でとても暮らしやすい」のだそうです。
「安い」とか言われて屈辱。
黒田バズーカによる円安誘導がボディブローのように効いています。
「円安」こそが移民流入の最大の後押しです。
トランプ就任以降、移民にとってはアメリカは住みづらい国になりそうですから、アメリカ在住中国人含め、中国人の日本への流入が加速度的に増加することでしょう。
都心の一等地から、日本の中国化が進む
「ネットで真実に出会った」という「左派と闘っている保守」の皆さまの善意の頑張りが、却って、都心の中国化を推し進めたという皮肉な結果になりそうです。
あと、数年後にはその結果がでることでしょう。
・子供の学校に中国ルーツの子供だらけ
・同じマンションやご近所に中国名の表札
・中国ルーツの帰化人が議員になる
などなど。
選挙に割って出る新顔『候補者』の怪しさと『都心の中国化』について。
「信じるか信じないかは、あなた次第です!」
